9月より後期がスタートし、高校2年生は9月8日(火)~12日(土)、4泊5日の修学旅行で沖縄へ行きました。高校生活で最も大きな行事の一つであり、東京では体験できないたくさんの出会いがありました。
忘れてはならない戦争の記憶「平和学習」
8日(火)1日目は平和学習として「沖縄平和祈念公園」と「ガマ」へ行きました。クラスごとにアンディラガマとアブチラガマに分かれて入り、当時の様子を体験しました。懐中電灯の灯りがなければ何も見えない暗闇の中で当時の人はどのような気持ちだったのか。語り部の方のお話をしっかりと聞きながらガマの中で貴重な体験をしました。
平和祈念展示資料館では、当時の戦争の様子、実際の写真等を見学しました。また、平和の礎ではガイドの方からここに名前が刻まれている人たちのこと、今も毎年名前が刻まれ続けていることの説明をしていただきました。
生徒の感想
ガマに入って想像を超える暗さと狭さを体験してすごく恐怖を感じました。酸素も薄く外の光を見つけたときは「早く出たい」と願いました。「戦時中のガマにいた人々のつらさがわかった。」というのは平和な世界で生きている私たちが言えることではないが、空気の重さや生活の跡を感じて少しわかった気がしました。人は人の言葉で気持ちを動かされます。だからこそ体験したことを言葉で伝えていきたいです。
沖縄文化を満喫「鍾乳洞・城下町見学と工芸体験」
9日(水)2日目の午前中は沖縄の文化を見学、体験をするため「おきなわワールド」へ行き、玉泉洞と沖縄王国城下町を見学し、工芸体験をしました。
玉泉洞は約30万年の年月をかけてつくられた全長5000m(一般公開は890m)の鍾乳洞です。自然がつくり出した地底の空間は圧巻でした。沖縄王国城下町では沖縄独自のつくりの家々を見学し、お土産を購入するなどし、沖縄に来たことを実感しました。
工芸体験では事前に生徒一人ひとりが希望した「シーサー作り」、「トートバッグ作り」、「勾玉作り」に分かれました。
シーサー作りは一つひとつのパーツが手作りであり、個性あふれる作品ができました。焼きあがったシーサーは後日学校に届く予定です。トートバッグ作りは沖縄伝統の紅型染め体験でした。あらかじめ糊付けされたデザインに好きな色を差していくことできれいな仕上がりになります。勾玉作りは蝋石を紙やすりで削り、仕上げる体験でした。形も大きさも一人ひとり異なり、出来上がった勾玉は修学旅行中ずっと身に着けている生徒もいました。
生徒の感想
玉泉洞はすごく神秘的だなと思いました。その後のシーサー作りは色をつける体験と思っていたらシーサーそのものを作ると知りました。最初は不安だったけれど、うまく作ることができ、みんなと一緒に作ったのが楽しかったです。
鍾乳洞を見学してたくさんの鍾乳石を見ることができました。長い時間をかけて自然にできた、普段見ることができないような景色を見ることができてよかったです。勾玉作り体験は、自分で形を整えて作っていくのが難しかったが、しっかりとした形になりました。
不安と期待の離島へ「民泊体験」
昼食後、クラスごとフェリーで「伊平屋島」と「伊是名島」にそれぞれ移動し、民泊体験がスタートしました。慣れないフェリーでの移動が大変で、船酔いした生徒も数名いたようでした。島に到着してすぐ入村式が行われ、代表生徒より挨拶がありました。これから2日間お世話になる方々へ挨拶をし、東京では体験できないたくさんの出会いを期待して各家庭へと向かいました。
10日(木)3日目の午前中は各島でマリン体験が行われました。天候にも恵まれ、バナナボートに乗って沖縄のきれいな海を疾走する爽快感は最高でした。シュノーケリングは沖まで船で移動し、透明できれいな海の中を泳ぐ魚やサンゴ、ウミガメを見ることができました。
午後は各家庭で異なる体験をし、島の観光、もずく漁の手伝い、サーターアンダギー作りなどをしました。
夜は満点の星空を眺めることができました。雲一つないためどこを見てもきれいな星が輝いていました。
11日(金)4日目はお別れの時となりました。離村式で代表生徒より感謝の言葉があり、民泊の方と最後の会話をしました。別れが辛く泣き出す生徒や楽しかった思い出話で笑顔があふれる生徒がいました。家族のように迎え入れてくださり本当にありがとうございました。生徒たちにとって貴重な経験となったと思います。
生徒の感想
マリン体験はバナナボートが特に印象的でした。シュノーケリングも遠くまで船で移動し、みんなで泳げて楽しかったです。たくさん動いたのでとても疲れました。お昼ご飯はソーキそばを作ってくれました。その後、おやつのサーターアンダギーは自分たちで作りました。そのあとは伊平屋島を案内してもらい、海へ行きみんなで写真を撮りました。夜は手持ち花火をして楽しかったです。短い間だったけれど親切に接してくれてお別れのときはすごく悲しかったです。
マリン体験のシュノーケリングをしました。海の中は魚やきれいな景色が広がっていてよかったです。バナナボートではみんなで声を出しながら海を進むのが楽しかったです。午後は釣りをしましたが、残念ながら1匹も釣れませんでした。普段できない体験をたくさんできました。ご飯で食べた海鮮がとても美味しかったです。
これぞ沖縄!「ナゴパイナップル・美ら海水族館」
離島から沖縄本島へ戻り、その足でナゴパイナップルパークと美ら海水族館を見学しました。パーク内はジャングルのように南国の植物が広がり、ダイナソーエリアでは迫力と可愛さ満点の恐竜たちを見学しました。
昼食後は美ら海水族館を自由見学し、黒潮の海で優雅に泳ぐジンベイザメやナンヨウマンタの迫力に感動しました。楽しかった修学旅行も残り1日となります。
パイナップルパークでは沖縄でとれる様々なフルーツについて知ることができ、普段あまり見ることのない植物も見ることができました。美ら海水族館ではたくさんの魚や海の生き物を見ました。特に大きな水槽を泳ぐジンベイザメは迫力があり、実際に見ることができてよかったです。
パイナップルパークに変なパイナップルのキャラクターが居ておもしろかった。パインあめが美味しかったです。美ら海水族館で大きいジンベイザメやウミガメ、マンタ、エイ、マナティを見ることができました。
沖縄自由見学「タクシー研修」
12日(土)5日目最終日はタクシー研修でした。事前に生徒たちが行きたいところを調べ、タクシーで自由に移動しました。首里城やアメリカンビレッジ、国際通りなど沖縄を代表する観光地を巡り、那覇空港へ戻ってくる行程を体験しました。天候にも恵まれ、青空の下を満喫しました。
そして14時30分に那覇空港に無事生徒全員が集合し、東京へ戻りました。
生徒の感想
タクシー研修で実際に沖縄の観光地を自分たちで移動して様々な所へ行きました。一番印象に残っているものは首里城です。令和元年に首里城が全焼しましたが、修復されていて、今では全焼前の面影を感じることができました。首里城には現在までの修復の記録があり、歴史を感じることができました。
国際通りでは様々なお店がありました。魚、野菜、名産品など沖縄を代表する商品がたくさんありました。自分もそこでたくさんのお土産を買いました。魚市場で食べた生ガキがとても印象に残っていておいしかったです。また沖縄に行きたいです!
タクシー研修で国際通りに行ってブレスレットを作ったり、ごはんを食べたり、お土産を買いました。ブレスレットは自分でパーツを選んで作り、みんなでお揃いのものができたのが嬉しかったです。お昼は沖縄に行ったら食べたいと思っていたソーキそばを食べられて、美味しかったし、とても嬉しかったです。この5日間でたくさんのお土産を買い、たくさんの写真を撮ることができて思い出に残る修学旅行になりました。帰るのが嫌になるくらい楽しかったので、家に帰ったら修学旅行であったたくさんの出来事を家族に話したいと思います!
出発前は雨の予報で少し心配していましたが、空が応援しているように天候に恵まれた修学旅行でした。予定していた活動を予定通りに行うことができ、沖縄の自然や文化、そして平和について実際にその場に立って学ぶことができたのは本当に幸運なことだったと思います。
今回の修学旅行での体験を今後の学校生活や人生の中で生かしてください。
生徒の皆さん、本当にお疲れさまでした。
















沖縄戦の戦跡や平和祈念公園、資料館を見学し、戦争で多くの人々が苦しんだ歴史を学びました。ガマではたくさんのことを聞きました。その中でも印象に残っているのは「井戸水を自力で飲み続けた破傷風の兵士」の話です。
実際の資料や戦争体験者の証言から感じたことを伝え、戦争の悲惨さや平和の大切さを広めていきたいです。また、沖縄だけでなく世界の歴史に関心をもち、異なる考えをもつ人とも対話することで争いを防ぎ、互いを尊重する意識を身につけたいです。