2016.12.14

2016年度 藝術鑑賞

平成28年11月24日(木)高校から入学した生徒を対象にめぐろパーシモンホールで藝術鑑賞会(映画『日本のいちばん長い日』)を実施いたしました。
この日の東京都心は54年振りといわれる11月の初雪、加えて観測史上初といわれる11月の積雪で記録的な日となりました。さすがに外での集合は厳しく、早くに到着した生徒はホワイエに入って待つなど若干の変更はありましたが、大きな混乱もなく予定通り、無事鑑賞することができました。
近年の藝術鑑賞は生の舞台が続いており、映画鑑賞は6年ぶりとなりました。戦後71年を経て、当時の体験を生で聞くことが難しくなっており、初めて史実を知るという生徒も多かったようです。原作者の半藤一利さんは著作『あの戦争と日本人』の中で「歴史とは、前の事実を踏まえて後の事実が生まれてくる一筋の流れである」と述べています。政治、外交面で心配される昨今だからこそ、今を生きる私たちは終戦に至るまでの激動の1日があったことを知っておくべきではないでしょうか。
「難しかった」という声もある一方で、事前学習で掲示された『芸術鑑賞ニュース』を読んでおいたことで内容が理解できたなどの嬉しい声も聞かれました。こうした授業以外の経験からも興味・関心の幅が広がることをを願っています。以下にその様子を紹介します。

藝術鑑賞

雪の中、集合場所を目指しました。写真中央下に写っている看板の矢印の方向にめぐろパーシモンホールがあります。

 

めぐろパーシモンホール側から撮影

藝術鑑賞

劇場内の様子

藝術鑑賞

『日本のいちばん長い日』鑑賞中

藝術鑑賞

エンドロール 余韻に浸る

藝術鑑賞

図書委員が事前学習として資料を制作しました。映画の内容をわかりやすくするため登場人物、時代背景、用語の解説やキャストの紹介、さらには原作者・半藤一利さんの家系図なども作りました。

藝術鑑賞

各教室と校内の数カ所に『日本のいちばん長い日』を紹介した芸術鑑賞ニュースやポスターを掲示しました。