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キャリアゼミ「東日本大震災被災地訪問」

2019.09.03

8月29日(木)、高校2年生がキャリアゼミで宮城県石巻市を訪れました。
東日本大震災で多くの犠牲者が出てしまった大川小学校や震災遺構として一般公開されている荒浜小学校を、語り部タクシーで訪問しました。
最初に、全校児童108人の7割に当たる74名が津波の被害で亡くなった、石巻市立大川小学校に向かいました。慰霊碑に献花を手向け、おのおの手を合わせました。

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ドライバーさんに敷地内を案内していただきました。現場に赴き、その現場で当時の状況を示す写真や、(瓦礫は撤去されてはいたものの、)無残な状態で残されている校舎を見ながら、当時のお話に真剣に聞き入る生徒たちの姿をみていると、それぞれ思うところがあったようです。
大川小学校が震災遺構として保存されることは決定していますが、未だその保存方法は決まっていないとのことでした。しかし、すでに重機が入り、校舎脇の土地を整地していました。助かった人たちが津波に打ち上げられた裏山の山道入口付近にも案内されて行ってみましたが、大した斜面ではなく、「もっと早くになぜ・・・。」という思いは、ご遺族の方々でなくとも感じられました。

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津波が川岸を越えてきた新北上川大橋は、大川小学校から橋に向かって歩いていくと、校庭から見れば高台であるその新北上川大橋にたどり着くまで、川面は全く見えません。まさに津波が川岸を越えようとしていた現実が、当時避難のためその橋に向かっていた児童・先生方には全く見えなかったことが分かります。

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大川小学校を後にし、昼食後、海岸線から700mの位置にある仙台市立荒浜小学校(こちらも閉校し、震災遺構として一般公開されている。)を見学しました。校舎4階の映像室で、映像を交えながら、震災当時の校長先生や教頭先生、またそれぞれの地域の自治会長さんたちが当時の様子を語る映像を全員で見ました。
その後、短時間ではありますが、それぞれ校舎内や屋上からの景色を自由に見て回りました。荒浜小学校にも前回訪れており、屋上から荒浜地区全体を2年ぶりに見渡してみると、本当にゆっくりとではありますが、かさ上げ道路工事や5,000人収容できる避難施設の設立工事が進む状況を見ることができて安堵しました。

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また、前回訪れることができなかった「荒浜祈りの塔」にも案内していただきました。犠牲者への慰霊と鎮魂のために、荒浜自治会と七郷連合町内会によって建てられたそうです。観音像の頂点は、荒浜地区を襲った津波とほぼ同じ9mの高さだそうで、慰霊碑には犠牲者192名のお名前が刻まれていました。雨が降り出していたが、かさ上げされた防波堤の上に立ち、今は穏やかに波打つ海岸線や、そこから見える荒浜小学校など、生徒それぞれがその景色をカメラに収め、希望の鐘を鳴らした後、仙台駅へと向かいました。

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このキャリアゼミに参加してくれた9名の生徒それぞれが、見たことや感じたことを帰京後にクラスメートや家族など、1人でも多くの人たちに語り伝え、今後自分たちが被災した際に、どのように対処すべきなのか、そのために今から何ができるのかを考えるきっかけに なってくれれば幸いです。
なお、参加生徒たちの体験レポートは、梧林祭(文化祭)当日、東日本大震災復興支援商品即売会(父母の会主催)の会場にて掲示予定です。

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